成人病と上手につきあうための食事学

new

簡単レシピ集

著者プロフィール

寺西 和子
1946年 大阪府八尾市生まれ
1986年 管理栄養士取得
八尾市保健センター常勤
クリニック栄養相談
コミュニティー料理教室講師

を経て
2007年11月 主人と共に
「カフェコスモス」開店
現在は、カフェコスモスの他に
料理教室講師、
クリックにて栄養相談実施中。

=著書=
「転ばぬ先の長寿食」1997
「赤ちゃんのごはん」2001

=モットー=
自分の身体に合った食事を

美味しく食べるお手伝い。

1997年に出版した「転ばぬ先の長寿食」をコラムとして更新していきます。

2. 高齢者のための食生活指針

●低栄養に気をつけよう。

チェックしてみましょう。

1 一人暮らしで食事が簡単になりがちではありませんか?
2 偏食が多く、食事が偏っていませんか?
3 食欲がなく、食事を残したり欠食することはありませんか?
4 歯が悪く、噛みにくいということはありませんか?
5 消化機能に問題はありませんか?(下痢や便秘がち)

●調理の工夫で多様な食生活を

同じような食事ばかりとっていませんか?(食事のパターン化)

同じ材料でもちょっとした工夫で他のお料理に変身します。このテキストを参考に一度チャレンジしてみましょう。

●副食から食べよう

年を取ったら、おかずが大切

食事を摂る量が少なくなってきたら、栄養素がバランスよく摂れるおかずに重点をおきましょう。

●食生活をリズムにのせよう。

食事は朝、昼、晩、欠かさずにゆっくりよく噛んで、いち、に、さん

 

●よく体を動かそう

空腹感は最高の味付け

お腹がすくと食事がおいしくいただけます。毎日外に出て体を動かしましょう。

●食生活の知恵を身につけよう

食生活の知恵は若さと健康づくりの羅針盤

一度、自分の体に合った食事について考えてみましょう。テレビや新聞、雑誌にも、ためになる情報がいっぱいです。食生活について学べる講習会やお料理教室に参加してみましょう。

●おいしく、楽しく食事をとろう

豊かな心が育む健やかな高齢期

食事は「美味しい!」と思って食べると消化吸収がよくなり、栄養素も身につきます。音楽を聞いたり、会話をしたり・・・楽しい雰囲気の中で食事をいただくようにしましょう。